2つのアプローチで体の状態を整えます！
1.東洋医学に基づく施術
東洋医学独自の「気のバランスを整える」という概念をメインに、反応が見られるツボに対して、鍼や灸を用いて生体バランスを整えます。
この気のバランスが崩れると、身体に何らかの症状が現れます。この状態を元に戻し、バランスの取れた状態に導くことが東洋医学の治療方法なのです。
2.現代医学に基づく施術
筋肉のコリやこわばり感などを改善することがメインの方法です。コリなどに鍼や灸を行うことで、筋肉が柔かくなったり、血流改善や鎮痛作用の効果をもたらします。
特に、急性症状にしては、現代医学的な治療が効果を発揮します。
2つの方法特性を生かす！
両者の特性を合わせることで、部分的な症状には現代的治療を用いて改善し、
その改善した状態を東洋医学的治療で維持し、生活の質を向上させていきます。
鍼灸は体にどのような変化をもたらすのか？
鍼灸治療が人体にどのように作用して効果を出しているのか？色々な研究機関や大学などで日々解明に力を注がれていますが、まだまだ解明に至っていないのが現状です。しかし、鍼灸師は治療だけに集中するのではなく、「なぜ効くのか？」という当り前の患者さんの質問や疑問に答えることも仕事でもあると考えております。
当院では、どなたにも分かりやすく理解して頂くために、下の図を使ってご説明させて頂いております。
鍼灸治療は、人間が持っている自然治癒力や免疫力を高める作用が非常に大きいと考えています。
そのため、鍼灸治療は身体が良い状態になろうとするサポートをする治療だと考えて頂ければ良いと思います。鍼灸治療は身体にゆっくりと作用し、自然治癒力や免疫力を高めていきます。
上の図のように治療→身体の変化→治療のサイクルを繰り返すことで、自然治癒力や免疫力も高まり、身体の良い状態を保つことができるのです。
東洋医学的な鍼灸治療においても、同じ治療効果のサイクルで症状改善および自然治癒力や免疫力を高めるように導いていきます。
この治療効果のサイクルのように行うには当院の治療経験から、6回1セットの治療が必要だと考えております。まずは週1回治療を6週間続けていただき、症状の変化、身体の変化を見て頂きたいと思います。
長い目でお付き合いください。
鍼灸治療は、治療回数を積み重ねることにより本当の効果が出てくるという事をはじめにご理解いただきたいと思います。
1～2回の治療で効果を判断されると、本当の鍼灸治療の効果を期待することは大変難しいと思われます。また、一時的な症状の軽減でやめてしまうと中途半端な状態となり、再び症状が出てくる可能性が大きいと思われます。
当院では、ある程度症状が和らいだ後にメンテナンス治療を行っております。
メンテナンス治療とは、1ヶ月～1.5ヶ月位の間隔で定期的に治療を行う事です。定期的に行うことで、再発予防や良い状態を維持することができるので、患者さんも健康で質の良い生活を送っていただけると思います。
しっかり症状を回復し、メンテナンス治療で責任を持って患者さんの健康管理を行うことが、当院のメンテナンス治療であり、鍼灸師としての責務だと考えております。
